4月10日(日)
「フカセ釣りの極意を息子に教わる」
本日も下津井へチヌ釣りに出かけようと思いましたが、最近歳のせいか連続釣行しようとすると体のあちこちが悲鳴(筋肉痛)をあげてしまい釣行を断念しました。
息子の自転車の練習を付き合ったりして休日を過ごしておりましたが、朝食に食べ残したトーストがあったので、息子と娘に声をかけました。
「鯉さんに餌やりに行くけど、行く?」(釣奇妙)
「うん!」(息子)
現着すると以前大鯉を仕留めた状況よりは、水深が浅く濁っている感じでした。場所もちょっと違う場所でしたが、トーストをちぎって投げてみましたが反応がありません。
「鯉さんいないね~」(息子)
「ん~水が減ってきたからどこかに隠れているのかも知れないよ」(釣奇妙)
しばらくすると、トーストが流れにゆっくり乗って20m位下流に流れて行きました。
「ボコッ」
良く見ると、3かけら流したトーストが1つなくなっていました。それから、次のかけらも見事に水中に消えていきます。
「これなら今日は、釣れるかもしれないよ~」(釣奇妙)
「釣る~!釣る~!」(息子)
一旦お家に戻り、食パンとタックルを持って再度同じ場所に立ちました。先に食パンをちぎって投げ、様子を見ると先ほど口を使った場所まで食パンが到達しても口を使いませんので、ドンドン下流に移動して行きます。持ってきたタモ網は娘が置きっぱなしにしており、大分タモ網と離れたところで鯉が口を使う場所を発見しました。
まず先打ち食パンを流し、あとから刺し餌が到達するようにコントロールします。
「バシュッ」
合わせを入れると、一気に上流に走り始めました。竿を息子に渡しやり取りをさせます。かなり元気が良く、助太刀しなければのされそうです。。。タモは近くになく、取り込み用が無い状況です。
「俺が網を取ってくるから、このまま持っていて・・・」(釣奇妙)
「ええ!!無理無理・・・」(息子)
「じゃあ、○○!!アミ持ってきて!!!!」(釣奇妙)
「うん!」(娘)
とこんなやり取りをしていたのですが、かかった獲物はこの好きに水路の支流に入って行こうと突進して息子の竿ガのされそうになります。そこで、助太刀に入り一気に竿をあおると、なんと針がすっぽ抜けてしまいました。。。
「あ!!!!もう!!○○ちゃんが早く網持ってこないから逃げたじゃん」(息子)
やり取りしている最中手に持っていた食パンの残りは、私が水路に投げてしまったため餌も無くなってしまいました。かなり納得いかなそうな息子に向かって、なだめるしか方法が無くなってしまいました。
「もう餌が無いから帰ろうか?」(釣奇妙)
「え~!僕は絶対諦めない。諦めたら終わりなんよ」(息子)
「じゃあ、食パンを買いに行こうか?」
「うん!今度は絶対釣りあげるよ」(息子)
仕方がないのでコンビニまで歩いて食パンを買いに行き、昼食を取ってからリベンジに同じ場所へ向かいました。
コンビニで5枚切り100円程度で売っていた一番激安の食パンを購入しました。
仕掛けは、水面に浮かんでいないと反応が解らないのでかなり軽めのラインで息子の2,480円のタックルの既存道糸を半分取り除き、私の大会用で巻き替え捨てる予定の糸に巻き替えました。号数はなんと1.65号!ハリスは2号!針はグレ針8号を極小サルカンで連結し、ウキを付けました。
ウキは、私がほとんど使わない釣研のキャッチセンサーをゴム管で固定しどこにパン粉があるかわかるだけの機能とします。
一回バラしているだけに、かなり厳しいと思われましたが先に食パンを流して様子を見ます。
「ボコボコ」
反応は上々です。この食パンを投げている最中に息子が意味深な事を口にします。
「食パンさんが、追いかけっこしてるみたい。その方がよく食べるんよ」(息子)
「へえ~!じゃあやってみようか!」(釣奇妙)
先打ち撒餌に、刺し餌を合わせる感じ(フカセ釣りっぽい)で食パンを流していると、鯉が先に流れていた食パンを捕食し、キャッチセンサーの先に漂っている刺し餌に向かって突進してきました。
「バッシャ!!!」
「来たよ!!」(釣奇妙)
今度はラインを手にとってしっかり合わせを入れてやり、息子に竿を手渡しました。タモ網も手元にしっかり置いています!
「ジージージ―」
ドラグが凄い音を立てています。しかし、2回目となると息子も何とか応戦出来ています。
「よ~し!!今巻け!!止めて!!耐えろ!巻け!!!」(釣奇妙
「うぉぉぉ!!」(息子)
足元まで寄って来ましたが、この鯉はかなりしつこく暴れまわります。
「パパ!!早く掬ってよ!!」
「まあ~まあ~、落ち着けって、もう少し弱らせないと・・・」
と無事タモ入れも終わり、陸へ手繰りあげました!!
64㎝と前回に比べれば、少し小さいですが立派な鯉をゲットです!!
「やった!!でも、前より大きな鯉を僕は釣りたいんだな」(息子)
続いて、2匹目ゲット!!
サイズアップして75㎝の巨鯉をゲット!!
「僕は3匹まで釣りたいんだな~!3匹釣ったら代わってあげるよ」(息子)
3匹目は残念ながら、全く反応が無くなってしまい釣れませんでした。しかし、今回の釣行で私の本業のフカセ釣りの極意を学んだ気持ちになりました。
① タモは必ず手元に準備しておく(笑)
② 絶対にあきらめない(爆)
③ 先打ち撒餌・撒餌との同調の重要性
④ 向上心
⑤ リミットメイク
今週末の大会に行かせるかどうかは不明ですが、色々と気付きがあった一日でした(笑)
おしまい